読書を通して考える、子どものレッスンへの向き合い方♪

子どもの成長に大切なこと ― 本から感じたこととバイオリンレッスン

こんにちは!豊島区・北区のバイオリン教室、なないろバイオリン教室です♪

日々のレッスンでは、生徒さん一人ひとりの個性に向き合いながら「どんな接し方が良いのだろう」と考えることが多くあります。最近読んだ2冊の本には、その答えにつながる大切なヒントがあり、とても心に残りました。

 

『風姿花伝』に書かれていた子どもへの向き合い方
室町時代の能楽師・世阿弥が著した『風姿花伝』には、子どもの指導についての考えが記されています。
そこでは、

  • 厳しく教えすぎてやる気を失わせないこと
  •  基本以外は無理にやらせないこと
  •  得意なものを伸ばすこと
  •  生まれ持った美点を見つけて大切に育てること

といった内容が語られています。
数百年前に書かれたものですが、今の教育や音楽指導にも通じる考え方だと感じました。

 

『叱れば育つは幻想』に書かれていた子どもの伸ばし方
もう一冊は、村中直人さんの『叱れば育つは幻想』です。
その中で元バレーボール選手の大山加奈さんとの対談があり、大山さんは、

  •  苦痛を与える練習や勝利至上主義への疑問
  •  叱ることで子どもは伸びないということ
  •  子どもが自ら主体的に目標を持ち、解決策を考える「冒険モード」の大切さ

を語っていました。
「子ども自身が考え、挑戦する姿を支える」という視点に、とても共感しました。

 

バイオリンのレッスンに置きかえてみると
これらの考え方は、そのままバイオリン指導にも当てはまると思います。

子どもの頃のレッスンでは、

  • 基本を大切にすること
  • 個性や得意なことを尊重し、伸ばすこと
  • 失敗を恐れず、楽しく上手になっていくこと

がとても大切です。

「やらされる練習」ではなく、「自分で工夫して挑戦する練習」にできるように、音楽を通じて子どもたちが自然に冒険できる環境をつくっていきたい。
それこそが、音楽を長く楽しみ、人生の中で活かせる力になると考えています。

 

おわりに
これからも本や人との会話で学んだことを、レッスンに活かしていければよいと考えています。
バイオリンを通して、自分らしく表現する喜びや挑戦する心を育みながら、「楽しく上手に」をモットーにこれからも生徒さんと一緒に歩んでいきたいと思います♪

 

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