こんにちは!豊島区・北区の音楽教室、なないろバイオリン教室です♪
お子さんのバイオリンレッスンでよくいただく悩みのひとつに
「指がなかなか動かない」「先生の言っていることは理解できても、その通りに動かせない」
というものがあります。
特に初めてバイオリンを弾く際は、楽器を構えるのだけでも大変です。
この“最初の壁”が、上達にも気持ちにも大きく影響します。
そこで当教室では、バイオリンが弾きやすくなるための基礎づくりとして
独自の手のトレーニング「なないろメソッド」
を取り入れています。
■ バイオリンでつまずきやすい「手の動き」
バイオリンは
・左手の指の独立性
・関節の柔軟性
・右手の弓のバランス
など、“手”に多くの要素が求められます。
幼児〜小学生にとっては、この複雑な動きを「楽器を構えた状態で」同時に習得するのはとても難しいものです。
その結果、
・指番号だけで覚えてしまう
・弓が暴れてしまう
・分かっているのに身体がついてこない
・できないことが続いて自信を失う
という状況に。
だからこそ、“手の動きを整えること”がとても重要になります。
■ 「なないろメソッド」とは?
① ピアニストの手のトレーニングをバイオリン用にアレンジ
私自身、学生時代に手の使い方で苦労した経験があります。
その克服の中で出会ったピアニストのトレーニング法を、バイオリン向けに改良したものがこのメソッドの原点です。
② 楽器のいらない簡単な指遊び
3歳からできます。
必要なのは両手だけ。
スキマ時間に1日3〜10分で十分です。
シンプルですが、
・押さえの安定
・弓の動き
・音の立ち上がり
に直結し、効果を実感しやすいのが特徴です。
③ 一般的なレッスンでは届きづらい“核心”にアプローチ
一般的には、楽器を持った状態で技術と表現を一度に教えることが多く、指導が複雑になりがちです。
一方でなないろメソッドは、
「原因を手のレベルにまで分解して伝える」
ことで、無理なく改善していきます。
例:
「弓が暴れる → 中指の柔軟性が不足しているので〇〇の運動を10回」
「薬指の押さえが弱い → 独立性を高める遊びを数回」
④「向き・不向き」より、正しく育てる土台が大事
手の大きさも関節もみんな違います。
ですが、このメソッドは10本すべての指の関節と腱にアプローチするため、
自然と“楽器を持ちやすい手”へ整っていきます。
⑤ 効果を実感しやすい
早ければ初回から変化が見られ、
数ヶ月で演奏が安定し、半年ほどで音の表情づけもできるようになります。
■ メソッドを通して大切にしていること
なないろメソッドは、
「楽しく・のびのびと・自分らしく」
音楽を楽しめるための土台づくりです。
“できない”が “できる”に変わると、
お子さんは「楽しさ」を感じ、自然と前向きになります。
そして前向きな気持ちが、結果として上達を後押しします。
レッスンの中に無理が生まれないように。
その子のペースで、気持ちよく音楽と向き合えるように。
それが、なないろメソッドを通して大切にしていることです。
