誰しも「もっと上手くなりたい」と悩むことがあるかと思います。
同じ箇所を何度も練習するけど上手くならない、そして原因も分からない。なんてことが起こったりします。
そのような時、私はざっくりと以下のように考えます。
①「思っていること」ができない→技術の問題
②「思ってもないこと」が起きた→音楽の問題
レッスンで言われたことは理解しているし、やろうとしているけど、実現できない。そのような時は①が問題です。頭の中のイメージを身体を使って音に変換する際に問題があります。手を柔らかくしたり、指と弓のタイミングを合わせたり、楽器の仕組みに適った弾き方をする(駒寄りで弾くetc.)ことで解決していきます。
逆に、レッスンで先生の音色が思ってたのと全く違った、演奏会を聴きに行ったら、自分の曲が全く違うように聴こえた、ということがあると思います。このような時は②の音楽性の問題です。色んな演奏を聴いたり、表現の引き出しを多くすることを意識します。
生徒さんでもし悩むことがあったら、ぜひざっくりと分析してみてください。闇雲に練習するより効果があると思います。